
6月のカリグラフィーお勧めレッスンはカラーをテーマにします。
夏らしいグレイッシュトーンのブルー〜グリーンをベースに強調したい文字をバイオレットで書きます。
今回は透明水彩絵の具を用い、夏らしい透明感や清涼感を演出してみましょう。
さてこの書体はゴシサイズドイタリック体と言います。
20世紀初頭にエドワード・ジョンストンが考案した文字で、中世のゴシック体の様式美を生かしたイタリック体です。
ジョンストンのゴシサイズドイタリック体はもっと骨太で、色彩も黒と朱赤(フレームレッドあるいはバーミリオン)で書かれています。
今回作る作品はイタリック体の柔らかな要素を強くし、色彩もサマーカラーで遊んでみました。
それぞれ勉強中の書体、あるいはポインテッドペンで練習中の方は、イタリック体に戻って作品を作るのも良いと思います。
上級者の方はいろいろな種類のニブにチャレンジしてみてください。
ゴシック系の硬い文字はブラウゼやテープ。
イタリック体、アンシャル体、ローマンキャピタル体、スモールローマンレター体などで書く場合はミッチェルラウンドハンドペンがお勧めです。