ローマンキャピタル体

希望者の生徒様を対象にした2019年10月からのおすすめレッスンは、歴史をふりかえってみることをテーマにします。
対象はルネッサンスに書かれたスモールローマンレター(ヒューマニスト体)を終了された生徒様です。
まず10月は当教室でレッスンする書体の中では最も歴史のあるローマンキャピタル体で、古代ローマの碑文に用いられた文字です。カルティエ、シャネルなどフランスのハイブランドのロゴマークはこのローマンキャピタル体を基にしたデザインで作られていることが多いですね。もちろんこれには歴史背景があるのです。こんなレクチャーを交えながら文字を書いてみましょう。
11月は恒例のクリスマスカードレッスンを致しますので、いったん歴史を振り返るシリーズはお休みにします。
その後古代ローマの書物体(ブックハンド体)に用いられたラスティック体を。
そしてキリスト教が公認されると同時に作られたアンシャル体へと進みます。その後カロリン体、様々な時代や地方で発展した数々のゴシック体も勉強して行きます。
そしてルネッサンスに書かれたヒューマニスト体で区切りと致します。